戸塚カントリー倶楽部

神奈川県

戸塚カントリー倶楽部は、神奈川県横浜市旭区に位置する神奈川県を代表するゴルフ場の1つです。
会員権の価格も神奈川県トップです。
1960年7月開場であり、60年以上の歴史があります。
三和銀行（現在の三菱UFJ銀行）や電通が中心となって設立されたという経緯もあり、メンバーには経済界の中心となっている方が多く在籍しています。
会員入会条件は非常に厳しく、誰もが入会できるゴルフ場ではない故に、ステータス・品位も非常に高いゴルフ場です。

戸塚カントリー倶楽部は、1950年代後半に東海道新幹線の開通（1964年）に先駆けて、東西財界人の交流を深めるために計画されました。「霞ヶ関カンツリー倶楽部は遠すぎるので、東海道新幹線新駅ができる戸塚近辺にゴルフ場を作ろう」と旧制七高の同級生である三和銀行頭取の「渡辺忠雄」や電通社長の「吉田秀雄」が中心となりました。
1960年7月に設立し、1961年12月に「川上コース」（現在の東コース）が開場、1962年に「名瀬コース」（現在の西コース）が開場しました。
当時建設されたクラブハウスは真っ二つに割った竹の切断面を大屋根にした1520坪のクラブハウスとして注目を集めました。建設には3億5千万円以上がかかったと言われています。
その後、多くの改修が行われ、現在に至ります。

戸塚カントリー倶楽部のアクセスは、車で都心から約50分、横浜駅から約20分であり、関東圏でも屈指の好立地です。
最寄りインターチェンジは横浜新道「川上IC」もしくは保土ヶ谷バイパス「南本町IC」であり、インターチェンジを降りてから約3km（約7分）となります。
最寄り駅は相鉄線「二俣川駅」またはJR横須賀線「東戸塚駅」であり、どちらの駅からもクラブバスがでています。（駅からクラブバスで10〜15分前後）
車でも電車でも都心・横浜駅からのアクセスが非常に良好です。

戸塚カントリー倶楽部のコースは、「東コース」と「西コース」の計36ホール、丘陵コースです。川上地区の自然地形を活かしたトリッキーなコース「東コース」と井上誠一設計のチャンピオンコース「西コース」どちらも魅力的なコースとなっています。「西コース」は宮里藍選手が優勝を飾った「日本女子オープン競技」の開催地としても有名です。
グリーンのコンディションは高い評価を得ており、ゲーリー・プレイヤーが「世界一のグリーン」と称したことでも知られています。

【東コース】
東コースは全長6,794ヤードの18ホールで、設計者は間野貞吉です。
入り組んだ地形であった川上地区の地形をうまく利用しており、西コースと比べると距離はありませんが、戦略性と正確なショットが必要不可欠なコースとなっています。
2002年には電磁誘導カートが導入、2007年には2グリーンから1グリーンへの改造など直近でも多くのコース改修が行われています。
春には桜もコース一面に広がり、景観の良さも魅力の1つです。
東コースのプレースタイルは全組キャディ付き、乗用カートでのプレーとなります。

【西コース】
西コースは全長7,261ヤードの18ホールで、設計者は井上誠一です。
スタートホールからは富士山が展望でき、2万本以上の松や桜に囲まれる自然豊かで雄大なコースレイアウトとなっています。
「日本女子オープン競技」や「キヤノンオープンゴルフトーナメント」の開催地でもあり、トーナメントコースとしてのメンテナンスやレイアウトには定評があります。
名物ホールは14番の池越えショートホールで、池はもちろん、グリーン手前のガードバンカーを避けなければなりません。グリーンは受けグリーンになっており、気を抜くと3パット以上叩いてしまう非常に難しいホールです。
西コースのプレースタイルは全組キャディ付きの歩きプレーとなっています。名門ゴルフ場らしい伝統的なプレースタイルと言えます。

戸塚カントリー倶楽部のクラブハウスは、茶色をベースとしたアンティーク風の落ち着いた空間となっています。伝統的な雰囲気を残しつつも清潔感があり、接待にも非常に適しています。
ラウンジにはバーカウンターがあり、まさに社交場としてのゴルフ場を体現しているような落ち着いたスペースとなっています。
「ロッカー」「レストラン」「浴場」「特別室」などすべてこだわりが感じられます。
戸塚カントリー倶楽部の練習施設は「230ヤードのドライビングレンジ」22打席や「アプローチ練習場」「バンカー練習場」「パッティンググリーン」がしっかり完備されています。

神奈川県屈指の超名門ゴルフ場として、メンバーの質の高さやアクセス、コースメンテナンス、ホスピタリティは他のゴルフ場を圧倒しています。
入会制限が厳しく、メンバーになるのも非常に難しいゴルフ場ではありますが、ホームコースとして誇れる素晴らしいゴルフ場です。